KMX125キャブ不調の解消

U-125に参加してその後何度か乗ると冬が来てKMX125は調子が悪くなりました。
具体的には走行から減速し停車したとき回転数がアイドリングまで下がらなくなりました、2800回転くらいで落ち着いてしまいます。
一瞬だけチョークを引くと徐々に回転数が1200回転くらいまで下がって落ち着くものの、また走って減速して停車したときアイドリングが下がらない問題が発生しました。

その症状の再現動画です

まとまった時間が取れず途切れ途切れで状況確認など行っていたので順不同ですがやったことをまとめます、やったけど無駄だったことは記載していません。

0. なんとなく当たりを付ける

回転数が上がるということは ガスが薄くて回転数が上がっている可能性が高い と考えました。
また前回キャブを開けたとき油面を触った記憶があるので、油面は必ずチェックしようと決めていました。

1. 二次エアの確認

アイドリング中にいろんな場所にパーツクリーナーを吹き付けて回転数が変わる場所が無いか探しました。
スパークプラグ付近〜シリンダーヘッド付近〜エキマニ付近〜とシュッシュッと吹き付けては様子見を繰り返していると、キャブレターとシリンダーを繋ぐインマニのキャブレター側の下方に吹いたとき明らかに回転数が下がりました。
一旦他に怪しい場所がないか探して無さそうだったのでキャブレターを外して点検していると
キャブレターの継ぎ目付近に明らかな段差がありました。
インマニのゴムが経年劣化と寒くなって硬化して、隙間が生まれてしまったのかもしれないです。
継ぎ目の段差をヤスリで削りました。中目と細目で雑に慣らした程度ですが元々よりはだいぶ滑らかになりました。

ヤスったキャブと予備キャブの比較画像です
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2. スパークプラグの確認、燃調を見る

上が濃いけど下が薄いです。
https://blog.uso400.net/content/images/2025/01/IMG_9343.jpeg

2-1. 油面の確認

フロートの確認をしたところかなり狂っていました。
約40年前の樹脂フロートなので、予備としても持っていたKIJIMAのVM24用フロート(401-0700500)に変更して油面も調整しました。
ついでにフロートチャンバーガスケットも新品交換しました。

2-2. MJ/PJの番手を変更

MJは番手を下げて#102.5、PJは番手を上げて#25.0に変更しました。
ニードルのクリップは3段中の2段目です。

3. 走行確認

今回はこれで直りました、バッチリです。
冬で寒くなっていてもMJが純正#102.5で問題無いのが意外でした。
純正エアクリーナーを使っているからでしょうか、謎です。