クランク右シール抜け対策 その4

ざざっと組みまして

ミッションオイルを補充、キャブレター取り付け、オイルラインのエア抜きをするためタンク内のガスをの混合仕様へ。こんな感じで抜きました。
1度ガソリン携行缶に入れまして、オイルピッチャーで1Lほど20:1の混合ガソリンを作りました。保険としてプラグホールから2ストオイルを数滴垂らしました。

タンクからガソリンを抜くとき、こんな感じで1本正常なラインを作っておけば、残りの2本は適当に折り曲げ&タイラップで縛るだけで十分です。吸われるわけじゃないので、抵抗の小さい方へどんどん流れます。

全て組みつけてからオイルが回るよう願いつつ空キックを10回くらいして、いざキック

ガスッガスッガボボッガスッギャボボボボギャギャギャギャーーーン

エンジンはかかったものの、スターターをグッグッと押すと一気に高回転へ。あっ、これは。。。
慌ててキルスイッチでイグニッションを切りスターター全開アクセル全開にしました。キャブレターを取り付けるとき、どれかスロットルバルブを前後逆に取り付けたなと察し。慌てるくらいなら確認しながら組み付ければいいのにと。最近はこんなミスしなかったので確認がおろそかになっていました。これはよろしくない。。

スロットルバルブを直し気を取り直し再度キック
ガボボボッボボボッボボボボッボボボッ
かかりました。

かかったものの、キャブレターは以前の空燃比のおかしい時の状態(主に右)なので全然安定していないです。とりあえずエア抜きをしたいのでスロットルストップスクリューをいじり1500回転程度で安定させて、指でオイルポンプワイヤーを引っ張りエア抜きをしました。

オイルポンプのエア抜きですが、今回はオイルポンプ本体はバラしていないのでそこまで時間はかかりませんでした。タンクからオイルポンプへのラインのポンプ側のバンジョーボルトを緩めるとエア抜きはかなり捗ると思いました。

煙は依然として右からよく出ていますが、クランク内のオイル吸出しなどは行わなかったので多少は目をつむります。

オイルシールの交換は今回が初めてなので、「こうなれば成功」という基準が無いです。なので500kmくらい走ってミッションオイルの減りも確認しつつ成功/失敗を判断したいと思います。というわけで走ります。

。。。クラッチが重くなった。クラッチが切れにくい。アクセルレスポンスがすごく悪い。どういうことだ!!!!
クラッチが重くなった理由はなんとなくわかっていました。今までクラッチカバーのナット(スプリングの部分)は規定値よりもかなり緩く締められていましたが、今回は規定値程度の締め付けになったのでスプリングの返りも強くなるのは仕方ないなと思っています。ここは誤差の範囲だと思っています。

クラッチが切れにくい。これはワイヤーの調整が甘かったです。これはすぐに調整しました。すぐに直りました。

アクセルレスポンス。正直、同調なんて後で調整することになるんだしとりあえず走ればいいじゃないとか思って走り出したわけですが、オイルシール抜けが起きていた時よりもエンジンはよく回っているのに調整がガッタガタになっていることがすごく気になりました。これはフィーリングに違和感があるとしか言いようが無いです(今の自分には)。
とりあえずガソリンを満タンにして帰還。タンクを外しワイヤリングの確認と同調のチェック。

おかしい。。

つまんでいるスロットルワイヤー(銀色の分岐ボックス)の先にワイヤー?が見えていました。分岐ボックスの分岐している箇所は、本来圧着されてワイヤー皮膜が動かないようになっているのですが、動いていたというか、引っ張られて抜けていました。おかげでキャブレターのワイヤーは延長されている状態になっていました。アソビなんて無いです。。
これはもう自分のワイヤリングとキャブレターメンテナンスの方法が悪かったのだと反省です。諦めます。圧着されていた部分の皮膜を剥いで元どおり収まるかなぁとか思って試しましたがおかしいです。
でも取り付けの時から長さに違和感があったことを覚えています。不良品だったのかもという気さえ。分岐先の長さのバランスが「これ本当にKH400用なの?」と思うほどでした(ド○ミコレクション製)。全部が全部こんな長さだとは思わないですが、とりあえずスロットルワイヤーは別のお店で購入して比較してみたいと思います。

なにはともあれ、エンジンはかかりました(当たり前?)
あとはスロットルワイヤーを取り付け直してから300kmくらい走って、今回の成功/失敗を判断します。