クランク右シール抜け対策 その2

一部修正と続き書きました

前日はクラッチカバーが固くなかなか開かなかったのでクレ5−56をかけてしばらく置いてから開けました。

クラッチカバー取り外し

オイルラインからオイルがじわじわ出てきたのでウエスを巻きつけています。

クラッチを外します。ロックワッシャーが曲げてありませんでした。ロックワッシャーとナットの間に平ワッシャーが入っています。これは正常なのか、サービスマニュアルなどを見ながら確認したいと思います。

ここでクラッチ周りの使用限度確認をしました。

クラッチスプリング

標準値 : 28.7mm
使用限度: 26.7mm以下
実測値 : 28.2~6mm

フリクションプレート厚さ

標準値 : 3.0mm
使用限度: 2.7mm
実測値 : 2.8~2.9

そう遠く無いうちに交換ですね。

クラッチハウジングとフリクションプレートの間隔

標準値 : 0.05~0.45
実測値 : 0.25(ここは一箇所しか測りませんでした)

というわけで、フリクションプレートは次回交換必須で、その他は問題無さそうでした。

クラッチハウジングの取り外し

この時のために、確かアストロプロダクツで買ったユニバーサルホルダー(ホンダモンキーなど用と書かれていたかも)を使用しました。
結論を先に書くと外れませんでした。

安物買いの銭失いとはこのことか、と痛感しました。確か2,3000円したと思うのですが、この画像をみてもらえばわかると思います。

画像左側の先端、長い方の先端が内側に反れています。もしかするとこの製品はこの反りが平坦になって、本体がしなるくらい締め込んで挟むものなのかもしれないですが、自分の握力でツマミを限界まで締め込んで挟み込んでツマミの緩み止めナットも締め込んで固定して、クラッチハウジングが「よし、固定できたな」と思ったところでナットを緩めようと思ったところ、ガガガッと怖い音が鳴って手を止めました。

結果としてはホルダーの噛み込みが不完全で緩んでしまい共周り、クラッチハウジングの歯の外周に深さは1mmも無いくらいの傷が3つ入りました。この画像、時計の短針11時から0時のあたりです。

正直これは泣き寝入りというか、もう今日はチャレンジできない(したくない)くらいモチベーションが削がれました。
家のベランダで日向ぼっこしならがクラッチカバーのガスケット剥がしたりオイルストーンで均したりして今日は仕舞いです。

メンテナンスを嬉々として行っていた自分としては、ここまでモチベーションが下がったことにも驚いたりしました。

若干前後しますが、シール抜けの原因はわかりました。

シール抜けの原因

こちら。画像中央のオイルシールが今回の原因と予想していたオイルシールです。オイルホースの重なって見えているギアの右上で液ガスがホチキスの針みたいに見えている辺り、オイルシールが手前にはみ出ています。最大3.5mm程度はみ出ています。これが原因と見て間違い無いでしょう。

何よりクラッチハブに傷をつけたことで後悔の念しか無いです。

今後の予定

とにかくクラッチハウジングを外さなければなりません。
とりあえず硬いナットにはラスペネを吹きかけました。

クラッチ固定ツールですが諦めて少し高いものを買おうと思います。

あと、アウトプトシャフトプライマリーピニオン固定用に使えるかわからないですが、こちらも買ってみたいと思います。結果については別の機会に。

クラッチハウジングのホルダーはコレもいいかなーと思ったのですが、値段が高すぎて手が出せないです。上記ツールがダメだったらこっちを買うかもしれませんが、エアーインパクトに走るかもしれないので買うかわからないです。

HINSONヒンソン/汎用クラッチホルダーツール

HINSONヒンソン/汎用クラッチホルダーツール 汎用